2020年7月1日から全国でレジ袋が有料化が義務付けられました。
今まではタダでもらえて当たり前だと思っていたものがこれからはお金を出して買わないといけない。
家計に影響は出てくるんでしょうか?
今回は、レジ袋有料化で見えてくる『メリット・デメリットや本当に必要なのか』を紹介していきます。
なんで有料化になったの?
経済環境省がいうにはプラスチックの過剰な使用を抑えるために今回の政策に乗り出したってわけです。
なぜ今回の政策が必要なのか
- 海洋プラスチックゴミ問題
- 廃プラスチック処理にかかるコスト
- CO2排出量を減らす
などが提示されています。
環境省の発表によれば、年間300億枚のレジ袋がゴミになっているらしいです。
世界で見てみると年間約3億トンものプラスチックごみが出ているのが現状です。
この現状を変えるための足掛かりとしてレジ袋の有料化に踏み切ったのではないかと思います。
レジ袋有料化になったメリットは?
エコに対する意識向上
昔からエコについてはいろいろい言われていましたが、自分自身あまり取り組んでいなかったな~。
やっていたことと言えば、ゴミの分別・牛乳パックのリサイクルぐらいです。
今回のレジ袋有料化で再びエコについて向き合うきっかけができたんじゃないかなと思いました。
テレビでも大きく取り上げられている『海洋プラスチックごみ問題』
流出源の82%はアジア諸国だと言われています。
日本
プラスチックごみの海洋流出量は30位
プラスチックの生産量は3位
日本も海洋プラスチックごみ問題に大きくかかわっていることが分かります。
この状況を変えるために日本の企業も脱プラスチックを目指してエコ活動に積極的に乗り出してきているんです。
知られているのがストローを紙製に変える運動ですよね。
身近なところからエコに対する意識の向上していってると思いたいです。
エコバッグ・マイカゴの普及
有料化にあたり袋1枚1円以上で販売する義務が発生しました。
値段はお店によって様々ですが、だいたい3~5円ぐらいで販売していますね。
高いところだと1枚10円以上のお店もあります。
でも、レジ袋が高いお店は代わりに商品が安い傾向があります。
今年はコロナの影響で経済的に厳しい状況、なるべく食費を抑えたい人たちにとっていかに安いところで買い物をするかにかかっています。
こういった安いお店は主婦にとってはとてもありがたい存在、でも買い物するたびにレジ袋を買っていては本末転倒。
そういう意識がエコバッグやマイカゴの利用にひと役買っているんですかね?
ポイントカードがあるお店によっては、マイバッグを持って来ていればエコポイントとしてポイント付与してくれます。
ゴミを削減しながらポイントまで貰えるなんて一石二鳥ですね♪
加えて、お会計の時にエコバッグやマイカゴに入れてもらえるので自分で入れる手間が省けてありがたいです。
レジ袋有料化になったデメリットは?
レジ袋有料化になっていいこと尽くしじゃない!
って思うかもしれませんが、そうでもないと思うんです。
そう思う理由は以下4つ
万引きの増加
衛生面
お財布事情
環境面
1つずつ見ていこうと思います。
万引き増加の恐れ
なんで万引きが増えると思うのか。
マイバッグに入れてお店を出てしまえば分からなくないですか?
防犯カメラや出入口に設置されている防犯ゲートがあれば容易には万引きなんてできないでしょうが、それは大型店がほとんど。
コンビニみたいな小規模店なんかは防犯カメラはあれど、防犯ゲートがある所なんて見たことがないです。(私が田舎者なのかな...)
それなら、中身の見えないバッグに商品を入れてお店を出たら買ったものか万引きしたのか分からないですよね?
あとは、袋にお金を出すなんてもったいないなんていう不届き者が万引き、なんてことを想像しちゃいます。
万引き対策にもお金がかかるし、万引きが増えてしまうと死活問題になります。
1つ万引きされると10倍稼がないと利益が出ない
とまで言われるぐらい重大な問題なんです。
こうみたら、お店にとっては悩みの種が増えたように思えます。
衛生的な問題
レジ袋はほとんどが使い捨て、使いまわしする人もいますが数回使えば穴が開いたりして使えなくなります。
一方エコバッグは繰り返し使えていいかもしれませんが、それ洗ってますか?
ほとんどの人がそのまま使っているんじゃないでしょうか、でもそれって汚いと思いません?
もし、買ってきた魚やお肉のような食材の汁がバッグに付いていたら?
洗わずに使っていたらそこから菌が繁殖してしまいます。
店員さんが袋詰めしてくれるタイプのエコバッグを使用している場合、自分はもちろん店員さんにも菌が付着してそこから不特定多数に移る可能性もゼロではないです。
梅雨の時期から夏にかけて食中毒の危険性もあるので、エコバッグを使う時はこまめに洗うように心がけた方がいいですね。
買い物する意欲がなくなる
今まで当たり前のように買い物したら付いてきたレジ袋、これからは買わないといけない時代になってしまいました。
これにより、エコバッグやマイカゴ・レジ袋を買わないといけないことになります。
レジ袋は約3~10円・エコバッグなんかは数百円~数千円かかります。
余計な出費になるし、購買意欲も低くなると思います。
- エコバッグ・マイカゴもそれ自体が荷物になる
- エコバッグ持ってくるの忘れた
- そもそも持ってない
- レジ袋代がもったいない
こんな感じで考えると買い物自体が考えものになりますね。
他のデメリットより買う意欲が低下する方がなによりものデメリットに感じます。
結局買っちゃう
なんだかんだ結局は必要になって買うんですよね。
もったいないって言ってもバッグもカゴも荷物になって持っていくのも忘れたり、面倒になってしまいます。
今は1枚3~10円ぐらいで買えますし、そこまで負担にはならないと思われます。
SNSでも『有料化にしても買う』って人が多数いました。
たとえレジ袋有料化で削減されたとしても、100均などで別に購入してゴミ袋として使用している人もいますし(私もです。)プラスチックごみの削減には役に立つかどうか疑問が残ります。
いっその事1枚200円ぐらいにしてくれたら買わなくなると思いますけどね。
家計に影響は?
人それぞれ考え方があるので、これが正解ってものはないですが個人的な意見ではさほど影響はないと考えています。
今まで無償で貰っていたレジ袋も、1枚5円としても365日×5円=1825円
エコバッグは数百円~2500円ぐらいで買えますが、毎日レジ袋を買ったとしても2000円いかないぐらいです。
これを損だと思うか、そこまで思わないかは感じ方次第なので何とも言えません。
最後に
レジ袋を含むプラスチックごみの削減は『海洋プラスチックごみ問題』解決の第一歩になればいいのですが、これだけで本当に減らしていけるのか疑問は残ります。
たとえレジ袋を貰わなくなったとしても、ゴミ袋として別に購入していたら変わりないですよね。
そうは言ってもレジ袋有料化は義務としてもう施行されていますし、これからどんなふうに家庭に影響が出てくるか要注意していきたいですね。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
この記事が皆さんの参考になったら幸いです。